ミステリー・サスペンス・ハードボイルド11

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秘密 (文春文)
内容は読めば分かるので触れないが、東野圭吾氏が「大化け」した作品。本作によってある意味確立された推理小説と恋愛小説の融合を基調とするその作風は、氏にとってその後のベストセラー量産のための「勝利の方程......
探偵ガリレオ (文春文庫)
遅まきながら、東野圭吾作品を初めて読みました。ですから、他の作品との比較は出来ませんが、本書に関して言うと、 ・さくさく読める ・以外と面白い ・知的好奇心を満足させつつ、暇つぶしも出来る 以上の感......
予知夢 (文春文庫)
TVドラマのDVDを見てから原作を読むことにしました。 こちらは、原作の2冊目になりますが、TVドラマはこの1冊目と2冊目の全10話を元に作られています。 順番が違うのでまずは対比をしておきましょ......
白夜行 (集英社文庫)
「幻夜」を先に読んだ後、こちらを読みました。私の中では、雪穂=美冬としています。 雪穂が中学生の時の贈り物や、店の名前に亮司のイニシャルを使うなど、雪穂の亮司に対する気持ちに特別なものを感じさせられ......
手紙 (文春文庫)
私個人の感想としてはあからさまに感動を促し涙を誘う小説ではないように思う。したがって、感情移入をして泣きたいがためにこの小説を読むと期待外れに終わってしまうのではないかと思う。だが、この小説が取り上......
毒笑小説 (集英社文庫)
思わずニヤリとしてしまう短編ばかり。笑いたいとき、 気持ちを軽くしたいとき、そんなとき手にとりたくなる 本だ。 収録されている12篇のうち印象に残ったものを3つ選 ぶとしたら、次の3つだろうか。......
美しき凶器 (光文社文庫)
単行本で刊行されたのが1992年で、文庫版の初版は1997年。その文庫版には、若い日の東野圭吾の爽やかな素顔が載せられいる。本書『美しき凶器』は現在も28刷まで版を重ねている。「爽やかさ」から男性......
容疑者Xの献身
東野さんという作家は、 論理的で緻密な構成の「本格」っぽい縦糸と 恋愛・家族愛・青春・ファンタジーといった「文学」っぽい横糸を、 感情的でなく淡々と、でも丁寧に織り込んで、 ミステリという1枚布に仕......
眠りの森 (講談社文庫)
物静かなタイトルである。素人目には絢爛豪華に映るバレエの世界を舞台に起きる幾多の事件。このコントラストが読者を最初に惹きつけるのかもしれない。加賀恭一郎刑事の初の短編集『嘘をもうひとつだけ』で最初......
むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)
読んでいる間ずっと、 暗く冷たく静かな場所にいたかのよう。 とにかく伏線がすごい。 状況が明らかになると同時に 恐怖のようなものがどんどん深まっていく。 読者をそう導く東野氏に拍手。 登場人物が少な......
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)
隣の電車の車窓から見える女性にほのかな想いを寄せる崇史、幼馴染の智之が恋人として崇史の前に連れて来た麻由子。 そんな冒頭、親友の恋人が自分の恋人となっている過程、曖昧さとは違う記憶のもつれた糸が......
天使の耳 (講談社文庫)
良くぞここまで交通事故を表現されたと思います。 こういうことってあるのだろうなと改めて考えさせられました。 ドライバーとしては、運転するのが少々怖くなる気もしますが ある意味免許保有者は一読されたほ......
どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)
主要人物はたったの5人。 容疑者はそのうちの2人。 今まで読んだ推理小説と異なるのは 読み終わっても誰が犯人かは明かされないこと。 読者は挑をされているのです!そう思うとワクワクしました。袋とじ部......
放課後 (講談社文庫)
東野圭吾さんの作品は大好きで、ほとんど読んでいると思いますが、今まで私のなかに漠然とあった疑問がこの作品を読んで形になりつつあります。この方は女性嫌いか、女性に対して偏見があるのではないでしょうか。......
時生 (講談社文庫)
時間軸を思いのままに操りながら展開される話にぐぐっと引き込まれました。 ミステリー作家だけに、少しずつ明かされていく事件の真相と、 出生の秘密にもなかなか興味をひきつけられました。 親子の愛情......
同級生 (講談社文庫)
東野圭吾の初期作品はほとんど読んだことがなかったが、とてもおもしろかった。最初の事故から次の事件が起きるまでの展開、その後の刑事と西原とのやりとり、学校と生徒の関係など読みえたっぷりだった。個人的に......
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
一般的な小説に比べるとおもしろい部類に入ると思うんですが、 残念ながら期待してたほどではなかったです…。 著者の作品は、 短編よりも長編の方が全体的にみてハズレがないように感じますねぇ。 個人的......
私が彼を殺した (講談社文庫)
小説の構成が斬新。3人の視点で、かわるがわる物語が語られる。そして、容疑者が皆一様に「わたしが彼を殺した」と、言うのだから。 前作?「どちらかが彼女を殺した」よりも推理レベルがアップした感じ。それ......
片想い (文春文庫)
手紙や秘密に比べると、内容も薄くつまらない。 もっといい本に時間を費やしたほうがいいのでは?性同一性障害という最近話題になっているテーマをとりあげつつ、それにサスペンスがうまく絡めてあっておもしろか......
探偵倶楽部 (角川文庫)
弟が何気なく私の目の前に置いて「なかなか面白いかも」といったのが本書を読むきっかけであった。祥伝社の「ノン・ノベル」版として刊行されたのは1990年だから、かなり昔の作品である。そのときは、『依頼......
図説 現代殺人事件史 (ふくろうの本)
昔の事件を文字だけで追うとその当時を知らないだけに、つい『ケータイ』がない『テレビ』の普及率が低い『PC』がない『コンビニ』がない『鑑識の捜査力』が発展途上『戦争』が終わったばかりなどを失念がちです......
トキオ・ウィルス
誰々がこういう話をしていた。彼(彼女)は○○に聞いたという…… 自分が経験したことではない、でも聞いた話はいかにも本当の話のようで、気がつくと自分自身が経験した話のように人に話してしまう……そ......
トキオ・ウィルス (ハルキ文庫)
いわゆる「都市伝説」といわれるような、人々にまことしやかに語られる話を集めたものである。 ゾクっとして気持ち悪いもの、案外本当かもしれないと感じさせるもの、これは嘘だろう、と色々な話が伝聞調で紹介さ......
鴉 (幻冬舎文庫)
単行本(1997年)→新書版(1999年)→文庫(2000年)。 新書化、文庫化の速度が異常に早い。まあ、それだけの面白さがあるとは思うのだが、倫理的にはどうなのか。 けっこう大掛かりなトリッ......
痾 (講談社文庫)
1995年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 メルカトル鮎・シリーズの一冊で、『夏と冬の奏鳴曲』の続編となっている。順番に読むべき。シリーズの今後を予感させる作品でもある。 トリックで読......
夏と冬の奏鳴曲(ソナタ) (講談社文庫)
京極夏彦の「姑獲鳥の夏」(文庫)の解説に作品名があったので、興味が沸いて蒸発しないうちに呼んでみました。 まぁ、話の大筋はあらすじなり他レビューなりで既に充分に書かれていることなので省略させていただ......
メルカトルと美袋のための殺人 (講談社文庫)
1997年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 7つの短篇が収められている。 知人に勧められ、はじめて麻耶氏の作品を読んだのだが、私にはあまり楽しめなかった。 基本的にはキャラクターで読......
まほろ市の殺人 秋―闇雲A子と憂鬱刑事 (祥伝社文庫)
▼あらすじ 真幌市では、この春から十一件も連続して殺人事件が発生していた。 ミステリー作家・闇雲A子によって「真幌キラー」と名づけられたこの連続 殺人犯は毎回、必ず死体の左耳を焼き、そ......
あいにくの雨で (講談社文庫)
1996年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 著者の長編第4作だが、メルカトルとかは出てこない。埼玉だか京都だかの郊外の高校生たちを主人公に、連続殺人の謎を追うという物語になっている。 ......
翼ある闇―メルカトル鮎最後の事件 (講談社文庫)
91年(単行本)→93年(講談社ノベルス)→96年(文庫)。 著者の第一長編にして、メルカトル鮎の最後の事件。著者の作品の中では、いちばん「ミステリ」っぽいのではなかろうか。きちんとトリックもあ......
翼ある闇―メルカトル鮎最後の事件 (講談社ノベルス)
最初文章についていけなかったのだが、話が進むにつれてどんどん面白くなっていく。 デビュー作なのに、最後の事件www これを読んだら、続く夏と冬の協奏曲を読めべき。ミステリの歴史に残る名作なので。ベ......
木製の王子 (講談社ノベルス)
デビュー作以来、久々に理解できる話に出会った。わかりやすくはないが。 しかし、著者が理解されたがっているのかどうかはわからない。 正統的な推理小説も書けるのだなという印象である。これが正統的に......
あいにくの雨で (講談社ノベルス)
と、友人たちは挙って云いました。たしかに、それまでの麻耶ミステリを期待すると違う・・・だけど、私はこの本が一番好き。ラストも切なくて、麻耶小説でこんな気持ちになれるとは思いませんでした。「夏と冬の協......
痾 (講談社ノベルス)
夏と冬の奏鳴曲から続けて読んだが、やっぱりわからない。 というか、前作と考え合わせると、大事なことを忘れたまま、それで良しとして人生が続いていっていて、それで許されるのだろうかと思ってしまう。 ......
メルカトルと美袋のたの殺人 (講談社ノベルス)
史上まれに見る嫌悪感の走る探偵メルカトル鮎の事件簿トレントと違って最後の事件以降活躍できないのが安心...
夏と冬の奏鳴曲(ソナタ) (講談社ノベルス)
人によっては何でもないかもしれませんが、人によっては今ある世界が逆転するほどの衝撃を受けるでしょう。どうぞ、覚悟を決めてから読んで下さい。絶海の孤島、風変わりな人々、奇怪な出来事、そして殺人…。物語......
鴉 (幻冬舎ノベルス―幻冬舎推理叢書)
主人公よりもメルカトルとかのほうがやはり気になりますね。 麻耶さんの最高にしてミステリの歴史に残る大傑作、夏と冬のソナタとかと比べるとやっぱり、純粋な面白さの点で劣ってしまうのだが、それでも普通の......
名探偵の饗宴
建築探偵に、パンク探偵に、ロシア人(?)探偵などなど、個性的な探偵ばかりが集まった楽しい1冊です(1名、やたらと悩んでいる探偵がいますが・・・)。特に「ウシュクダラのエンジェル」は私のお気に入り。篠......
兄弟とはこうも悲しくも切なくもあるのか、と感じさせる作品。弟は兄を恨み、兄は弟を妬む。しかし、小説としては駄作。重力ピエロのような重厚さは感じられない。悲しい性。それを利用するのも好ましくは感じられ......
翼ある闇―メルカトル鮎最後の事件
91年(単行本)→93年(講談社ノベルス)→96年(文庫)。 著者の第一長編にして、メルカトル鮎の最後の事件。著者の作品の中では、いちばん「ミステリ」っぽいのではなかろうか。きちんとトリックもあ......
血食―系図屋奔走セリ (講談社ノベルス)
特異な文体とディープな博学が強烈な物集高音のデビュー作(ちなみに、商品紹介にある著者略歴は、作者ではなく作品中の語り手「物集高音」のもの)。既にして世界を確立している。ボリュームもあるし漢字も多いし......
赤きマント―第四赤口の会 (講談社ノベルス)
登場人物はデフォルメされすぎているきらいがある。 わざとなのかもしれないが、地の文がとにかく短く、読み手に強く違和感を感じさせるため文章が魅力を半減しまっている。 だが品目のヒントの中には面白い話も......
大東京三十五区 冥都七事件
昭和初期の古い口語体(?)で綴られる文体は、視覚的にも音読しても不思議な魅力に溢れている。最初は少々とまどうけど、慣れてくると、これがいいんだなぁ。古き東京の情景や風物も味わい深い。そして安楽椅子探......
鬼・鬼・鬼 (ノン・ノベル)
鬼三部作が1冊になりました。1冊になるならこちらが欲しかった気もしますが・・・空中鬼 高橋克彦陰陽師・弓削是雄シリーズ。色々な作家さんが書いている陰陽師がありますが、弓削是雄は一番好きな陰陽師です。......
大年神が彷徨う島 (トクマ・ノベルズ)
「朱雀十五」シリーズ長編第4弾。1作目は極系2作目は島田系3作目は小栗系と来たところで4作目は横溝系か(あくまで私見だが)魅力的な舞台、意外な真相、と本格ミステリの要素がぎっしり、キッチリ、と詰まっ......
陀吉尼の紡ぐ糸 (トクマ・ノベルズ)
間違いなく京極系でしょう。少なくとも読者層はかなりかぶっていると思われます。ただし理詰めで読み進むことができる(物語の構成を楽しむことができる)京極作品と比べ、こちらの方がドロドロと生臭く、どちらか......
上海幻夜 七色の万華鏡篇―朱雀十五シリーズ (トクマ・ノベルズ)
それ迄の十五シリーズが売れたので出版社が気をよくして 本来没になるようなシロモノ迄、出版した感じです。 十五は、野合といっていい生まれ方をしており、生母は中国の 邪教徒。親父が向こうで奉仕活動をし......
ハーメルンに哭く笛―探偵SUZAKUシリーズ〈2〉 (徳間文庫)
最初こそ500ページを越える内容に惹かれて買ってみたが、 あっという間に世界観に引き込まれていった、そんな作品。 突如として行方不明になる子供達、そして惨殺。 トリックはこれといってま新しいものがあ......
CROOK〈5〉 (幻冬舎文庫)
表紙のデザインが気になって購入したのがきっかけだったのですが、 とても面白い不思議な小説です。 幼児虐待というハードで今日的なテーマを以て、サイコサスペンスに 見事になっています。 5巻一気に読破す......
CROOK〈4〉 (幻冬舎文庫)
「母親にとって子供はどういう存在なのか」今回の帯にはこうありました。一番おかしいのは、成長不良の照芽なのか、それとも異常な薬物投与を続ける精神不安定な母親なのか、父親はどこへ行ったのか、照芽が飼って......
ハーメルンに哭く笛 (トクマ・ノベルズ)
本書は島田荘司の「暗闇坂の人喰いの木」を彷彿とさせる傑作である。探偵は盲目の美男子「朱雀十五」正確は凶悪に悪いがそこがまた小気味よい。舞台設定・トリック・どんでん返しと三拍子そろった傑作。読了後の余......
黄泉津比良坂、血祭りの館 (トクマ・ノベルズ)
小栗虫太郎「黒死館殺人事件」を知っているだろうか?日本探偵三大奇書の一つと呼ばれているミステリである。本書はその「黒死館〜」へのオマージュに思えてならない。あるいは、藤木稟は「黒死館〜」を超えようと......
陰陽師 鬼一法眼〈参之巻〉 (カッパ・ノベルス)
この法眼シリーズは、さらさら読めることもあって愛読しているが、ついに三巻目にして「藤木節大爆発」という感じ。藤木作品に共通する「壮大な世界観」や「奇想天外なアイディア」を持ちながらも、きわめて情感的......
イツロベ (講談社文庫)
今だに強烈に印象に残っています。もう細かいストーリーは覚えていないのですが、とにかく熱中してすごく集中して読めたということはよく覚えているのです。幻想小説の傑作ですね。夢か現実かわからない世界の中を......
黄泉津比良坂、暗夜行路 (トクマ・ノベルズ)
血祭りの館の完結編(後編)。小栗虫太郎「黒死館殺人事件」を彷彿とさせる前編「血祭りの館」その怒濤の謎、謎、謎を、どう解決させたのか?本書は日本探偵三大奇書と同等の魅力を秘めているように思われる。黄泉......
CROOK〈3〉 (幻冬舎文庫)
CROOKというのは「歪み」という意味。とにかく全てが歪んでいることが3巻目にくるとよくわかる。化け物と呼ばれる発育不良の狩野照芽かその母佐和子か。それも児童虐待に異常なまでの執念で追いかけるケース......
CROOK〈2〉 (幻冬舎文庫)
「ばか」とか「あほ」とか言われたほうがずっとマシ。思いもよらない言葉で傷つけられてしまって・・・この憎しみをどうぶつけるのか、非常に引きつきられました。よき、理解者なのか分からない謎の男が、これまた......
松本清張傑作短篇コレクション〈上〉 (文春文庫)
松本清張さんと聞くと長編でどこなく昔の推理小説というイメージでした。 しかし、宮部みゆきさんが推薦されることで、 読んでみようという気にさせられたことを、結果的に嬉しく思います。 ミステリー作家と......
失踪―松本清張初文庫化作品集〈1〉 (双葉文庫)
さすがに松本清張の短編社会派推理小説です。 掲載されている作品の全てが種類が異なっていて、どれも読み応えがあって面白い。 「草」は読者に語り掛けてきて江戸川乱歩のようで面白いし、最後のどんでん返しは......
松本清張傑作短篇コレクション〈中〉 (文春文庫)
不機嫌な女、男をテーマに納められた8篇の小説。宮部氏によって選ばれた「昭和」ぷんぷんの作品群です。 松本清張のうまさは、どんな事件も起承転結がきっちりとしていて、登場人物の行動に不自然さが微塵もない......
松本清張傑作短篇コレクション〈下〉 (文春文庫)
清張作品はどれも面白いが、 生けるパスカル。 帝銀事件の謎。 が特に気に入りました。 上、中、下とすべて読みましたが、地方紙を買う女が最もわかりやすく、おもしろかった。長編に有名な小説が多く、......
象徴の設計 (文春文庫)
西南の役(西南戦争)での自らの反省を元に、「神」の代替物としての「天皇制」の創出に乗り出し、「軍人勅諭」を編み出した山県有朋を描く。(これを読むと、彼こそがいわゆる太平洋戦争の真の遠因であったように......
砂の器〈下 (新潮文庫)
かなり読みやすい文体。そしてわかりやすい設定とわかりやすい展開。 推理要素というよりコントのような立ち回りの捜査劇をひたすら追っていく疲れない文章。 イメージ程固くもないし事件の背景などを2時間ドラ......
砂の器〈上〉 (新潮文庫)
私はこの作品を最初に昔の映画で見ました。緒方拳や丹波哲郎が出ているすごーーーいふるい映画です。最近この作品でドラマ化されたので、それを見た人が多いと思いますが、是非機会があれば、その映画のほうも見て......
断崖―松本清張初文庫化作品集〈2〉 (双葉文庫)
初文庫化というので早速2冊を買って読んだが失望のみ。つまり、初文庫化とはうまいいい方だが、要するに駄作の類であえて出版するところがなかったのだが、物好きな会社が出してみただけということ。読んでいてそ......
途上―松本清張初文庫化作品集〈3〉 (双葉文庫)
「初文庫化作品集」全4巻のなかでは、残念ながら最も読み応えに欠けると思う。(晦渋な作品多し。)清張の面白さを知るには、他の3巻から読むことを勧めたい。(そういえば、最近立ち寄った書店の棚の前で高校生......
西海道談綺〈1〉 (文春文庫)
松本清張氏の最高傑作に押されることもある、かなり厚めの文庫本にして4冊からなる1大伝記小説です。ちなみに新装版になる以前の文庫本では、合計8巻からなっていました。小さな藩で山方を勤めていた主人公です......
或る「小倉日記」伝 (角川文庫―リバイバルコレクション)
清張といえば推理小説、事件の真相を追跡する、というイメージがあるかもしれません。でも実際には創作の幅は広かったようです。いわゆる純文学という感じの現代小説も書いていて、しかも表題作『或る「小倉日記」......
Dの複合 (新潮文庫)
高橋克彦氏絶賛の一冊でしたので、読むのが楽しみでした。 時間がとれたので一気に読みました。 面白かったです。 しかし… 多分、この小説が書かれた頃には、とても新鮮な題材とストーリーだったのだと思い......
佐渡流人行―傑作短編集〈4〉 (新潮文庫)
こんな面白い本を読んだことがない、と言うくらい面白い。歴史物がすきな人におすすめ。また、サスペンス系が好きな人。また皆様もご存知のある大物人物が、別の視点で書かれてます。本当に面白いの一言に尽きます......
中央流沙 (中公文庫)
松本清張の「迷走地図」のように政治家たちが総理総裁の椅子を狙い、激しい権力争いをつくし、その狭間にあって翻弄されていく記者の物語や、ドラマ化された「黒革の手帳」の男を手玉に取り、のし上がろうとする女......
西海道談綺〈4〉 (文春文庫)
清張氏の大伝奇小説も当4巻を持って、いよいよ円団を迎えます。推理小説的要素も大きい小説ですので、あらすじは書けませんが、「幕府に隠れて金山を支配している謎の黒幕は誰か」「山伏軍団と犬神軍団の神仏の呪......
熱い絹〈上〉 (講談社文庫)
マレーシアに興味がある方ならばすごくお勧めです。ちょっと古いですが、今のマレーシアと比較してみると興味深いです。キャメロンハイランドの描写もとてもいいと思います。 松本清張氏の数少ない海外が舞台にな......
新撰組局長首座 芹沢鴨 (集英社文庫)
新選組では悪の象徴、近藤たちが乗り越えなければならない壁として描かれる芹沢。 本作では芹沢、または芹沢に対する土方の劣等感など、人間の弱い部分も描くことによって物語に厚みを持たせています。 新見錦も......
人斬りの秘伝書―「かたち」ではない、「怖さ」を知らねば解らない (プレイブックス)
▼著者は時代小説、剣豪小説を数多く出している作家。その創作過程で知りえた、人を斬る技術について考察している。▼「武士道とは死ぬことと見つけたり」という武士とも異なり、武芸者は死んではならない、逃げて......
塚原卜伝 (ノン・ポシェット―日本剣鬼伝)
この人を知ったのは、10年程前、何となく立ち寄った古本屋。 そしてはじめて読むこの人の作品、塚原ト伝・・・まさに衝撃でした。 曰く「剣は稟性」、曰く「折れず曲がらずの剣はない」、曰く「武芸者は生き......
数の風景 (角川文庫)
主人公、話のメインがとびとびになるがそこがすごいし、先を読むのをいそがせる。又、最初の登場人物が、それぞれの役割で結末にかかわるつじつまはすごい。しかし結末はなんだか少し物足りない。...
黒い空 (角川文庫)
数多くある中で、最後まで読み応えがある作品。歴史など盛り込んであり、終わりには、あっといわせてくれる。...
聖獣配列〈下〉 (新潮文庫)
松本清張の長編の中では必ずしもメジャーとは云い難い作品ですが、同じように海外を舞台にした『熱い絹』より、出来栄えはずっと上でしょう。 正統派の国際謀略サスペンスで、奇抜な物理トリックを盛り込もう......
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